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【PlaQuick採用事例】再生医療技術による人工血管製作への採用

バイオチューブ

 生体内を培養環境へ応用するという画期的な方法で人工血管などの移植用組織を開発中の再生医療ベンチャー・バイオチューブ株式会社(代表取締役CTO 中山泰秀様)。

 今回、同社が進める世界最長の人工血管の開発に弊社のプラスチック成形品試作サービスであるPlaQuickを活用頂きました。PlaQuickを採用いただいた経緯について、開発責任者の中山様にお伺いしました。

【バイオチューブとは】 http://www.medical-biotube.com/biotube.html

 

安全且つ経済的な再生医療を目指して

 

― 今回の研究はどういった内容なのでしょうか?

中山氏 私たちの研究は、患者さん自身の体内で自分用の移植組織を作製するという再生医療技術に関します。用途別に設計された成形品を皮下に埋め込むと、その成形品の内部が自分のコラーゲンで埋まり、内部に出来上がった組織を人工血管などへ応用しようというものです。この再生医療技術を、「生体内組織形成術(iBTA)」、出来上がる人工血管を、「バイオチューブ」と名付けています。

 つまり、患者さん自身の体内が培養環境となり、埋められた成形品は言わば「鋳型」の役割を果たすことで、その形状に沿った自己由来コラーゲン製の形状が作られる事になります。

 通常の再生医療の方法では、クリーンルームなどの清潔な設備内で細胞を培養して管の形を作っていきますが、長い期間と高い費用がかかります。細胞培養せずに組織形成を患者さんの体内で行うことで、安全且つ経済的な再生医療として応用していくことが研究開発の狙いです。

 

― 画期的な再生医療技術ですが、実際にPlaQuickをどのようにご活用いただいたのでしょうか?

中山氏 今回は世界で最も長い再生医療人工血管を開発することをめざして、その「鋳型」となる渦巻き状のデバイスをPlaQuickで製作しました。

 

― PlaQuick射出成形をお選びいただいた決め手は何ですか?

中山氏 試作段階では、3Dプリンタで「鋳型」となる渦巻き状デバイスを製作していました。開発が進むにつれ動物実験などに必要なデバイスの数が増え、またデバイスの表面の仕上がり具合に不満が生じていました。より大量により滑らかな表面の鋳型が必要となってきました。

 PlaQuick射出成形は、綺麗な仕上がりのものを、個数もまとめて製作できることが大きな利点でした。加えて米国薬局方に合致するメディカルグレードの成形用樹脂材料を提案してもらえたことも良かったと思います。

 

― PlaQuickの数量ボリュームへの対応力、表面仕上がり具合、材料選択の自由度をご評価いただいたのですね。ありがとうございます。最後に、今後の貴社開発展望をお聞かせいただけますか?

中山氏 先日、厚生労働省の「先駆け審査指定制度」において、「下肢動脈バイパス用人工血管作製用鋳型」が、平成31年度に医療機器分野での対象品目として指定を受けました。

 今後の計画ですが、来年度に非臨床試験を終え、再来年度には医師主導治験を実施し、3年後には世界に先駆けて日本で薬事承認申請したいと考えています。

 

【お話】

中山 泰秀様

バイオチューブ株式会社
代表取締役CTO
中山 泰秀様

URL http://www.medical-biotube.com/

 

聞き手

金森産業株式会社 事業開発室 杉本茂

 

*記載されている内容は取材当時のものであり、一部現状と異なる場合があります。ご了承ください。

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