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切削

切削加工は、板材や丸棒をNC旋盤やマシニングセンターで削り出して造形する工法です。寸法精度が高く、材料の選択肢も広いことが切削加工の特徴で、PlaQuickでは1ケから対応が可能です。

切削加工のメリット

  • 寸法精度が高い
  • 対応材料は汎用樹脂からエンプラと幅広い樹脂に対応
  • 単純な形状であれば3Dプリンティングより安価に製作可能
  • 大型の製品にも対応可能

切削加工と射出成形の違い

試作方法として、「切削加工」にするか「射出成形」にするかで迷うケースもあるでしょう。そのような場合は、寸法精度を重視するのか、それとも将来的な量産を考えるのかによって選択するのが良いでしょう。

工法 寸法精度 量産
切削 ±0.1mm程度 向いていない
射出成形 ±0.1mm程度(材料によって変わる) 向いている

上記の表でも記載している通り、射出成形の寸法精度も切削と同じで「±0.1mm程度」と言われています。ただ、切削と異なり材料や形状・肉厚などにより寸法精度が変わってくるので注意が必要です。
寸法精度を求めるときは、切削か射出成形

一方で、お客さまからは「PlaQuick射出成形は精度が高い」との評価を頂いています。オプションで成形品の寸法測定も可能です。切削とPlaQuick射出成形を使い分けてはいかがでしょうか?ぜひ一度ご相談ください。

PlaQuickの切削加工事例(透明容器の試作)

透明容器の画像

ペットボトルや目薬・化粧品などに透明容器は利用されており、私たちの生活に大変身近な存在となっています。以前はガラスを利用することが主流でしたが、現在ではガラスからプラスチックへと変わってきています。

容器が透明であることによって、製品への信頼度が格段に増します。容器の中に入っている物が分かると安心感を与えます。

また、お客様が実施するプレゼンテーションで利用する事で、説得力が上がります。撹拌する様子や、沈殿物の様子を確かめる事が出来れば、インパクトのある説明となります。

試作材料の選定方法

加工に時間が掛かるとプラスチックが発熱してしまう為、加工のし易さが必要です。

ただし、加工のし易さでABS(アクリルニトリルブタジエンスチレン)や、POM(ポリアセタール)を選択しても、透明感は得られません。また、透明なPMMA(アクリル)を選択しても、加工時に発生する熱で白濁してしまいます。一旦白濁してしまうと、磨いても透明感は出てきません。

つまり、透明容器の材質は、耐熱性があり、加工のし易さを両立するプラスチックでなければなりません。それがPC(ポリカーボネート)です。

PCは耐熱性が高く、材料加工時に発熱しても、白濁せず、透明度が落ちません。更に、耐衝撃性も高い為、家電製品や日用品、自動車部品など、エンドユーザー向けの製品にもよく利用されています。まさに、軽くて丈夫なプラスチックです。

試作の全体の流れ

①加工

材料となるPCの板材や丸棒を適したサイズにカットし、マシニングで切削します。側面部2パーツ、底面部1パーツの計3パーツを製作します。容器蓋を取り付ける為、ネジ加工も可能です。

②表面磨き

切削後、表面を丁寧に磨き、マシニングでの切削で出来た筋を取り除きます。磨く事で、更に透明度が上がります。

③接着

3パーツを接着します。接着し易くする為に、それぞれのパーツには多少の肉厚が必要です。接着加工は時間が掛かる工程ですが、PlaQuickでは効率的に製作する為、様々な工夫をしています。

④仕上げ

最後に、PlaQuick独自の特殊技術を駆使して仕上げ加工を施します。更に透明度を増した仕上がりとなります。

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