化粧品業界での試作をお考えの方へ
化粧品業界では、容器・ディスペンサー・キャップ・内部パーツなど、製品の使い心地やブランドイメージを左右する多くのプラスチック部品が使用されています。
新商品の開発や既存製品の改良において、デザイン確認や機能評価のための試作品が必要になるケースも近年増えつつあります。量産と同じ樹脂材料を用いた射出成形品を短納期で製作できるため、外観確認や使用感テスト、嵌合評価などの開発プロセスをスムーズに進めることが可能です。
PlaQuickでは、化粧品容器や関連パーツの試作にも対応実績があります。化粧品容器などの試作や素材選定でお悩みの際はぜひPlaQuickまでご相談ください。
化粧品業界で使用されることが多い樹脂材料 3選
①PP(ポリプロピレン)
特徴
PP(ポリプロピレン)は、軽量で耐薬品性に優れた汎用プラスチックの一種であり、成形性が高くコストパフォーマンスに優れている材料です。酸やアルカリなどの化学薬品に対する耐性が高く、内容物の影響を受けにくいため、容器用途として幅広く採用されています。
また、柔軟性と適度な剛性を兼ね備えていることからヒンジ構造(開閉部)を持つキャップなどにも適しており、繰り返しの開閉に対する耐久性が高い点も特徴です。比重が約0.9と軽量であるため、製品全体の軽量化にも寄与します。
さらに耐熱性も比較的高く、一般的に100℃前後までの耐熱性を持つことから内容物の充填工程や保管環境にも対応しやすい材料です。透明性は高くありませんが着色や意匠性の自由度が高く、化粧品容器のキャップや内部パーツなどにも多く利用されています。
これらの特性から、化粧品業界ではクリーム容器、キャップ、ディスペンサー部品などの用途で採用されることが多く、試作段階でも量産を想定した評価用途として選ばれるケースが多い材料です。
※詳しくはこちら:PPの特徴や試作・成形の代表的な用途
その他の代表的な用途
| 業界 | 用途 |
|---|---|
| 食品包装業界 | 食品容器、ヨーグルト容器、弁当容器、食品トレー、食品キャップ |
| 医療・ヘルスケア業界 | 注射器部品、医療用容器、検査容器、医療機器ハウジング |
| 自動車業界 | バンパー、バッテリーケース、内装トリム部品、エアダクト |
| 家電業界 | 洗濯機部品、掃除機部品、家電筐体部品 |
| 日用品業界 | 収納ケース、バケツ、洗面用品、歯ブラシ部品、文具 |
| 包装業界 | ボトルキャップ、ヒンジキャップ、物流コンテナ |
②エラストマー
特徴
エラストマーは、ゴムのような柔軟性とプラスチックの成形性を併せ持つ材料の総称であり、弾力性や柔らかい触感が求められる製品に多く使用されています。特に射出成形が可能な熱可塑性エラストマー(TPE)は、加熱すると溶融して成形できるため、一般的なプラスチックと同様の加工方法で製造できる点が特徴です。
また柔軟性やグリップ性に優れており、滑りにくさやソフトな触感を付与できることから、化粧品容器のグリップ部やパッキン、シール部品などに採用されることがあります。耐薬品性や耐水性にも比較的優れているため、化粧品や日用品などの内容物に触れる部品として使用されるケースも少なくありません。
さらに、硬さ(ショア硬度)のバリエーションが広いことから用途に応じて柔らかさを調整できる点も特徴です。PPなどの樹脂と組み合わせた二色成形(異なる材料を一体で成形する方法)にも対応しやすいため、グリップ性や密閉性を高める部品として幅広い製品で利用されています。
これらの特性から、化粧品業界ではチューブ容器の弾性部品、ポンプ部のシール、容器のグリップ部など、柔軟性や密閉性が求められるパーツに使用されることがあります。
※詳しくはこちら:アロン化成株式会社|注目材料で試作してみた【エラストマー】前編
その他の代表的な用途
| 業界 | 用途 |
|---|---|
| 自動車業界 | シール部品、ガスケット、内装グリップ部品、ダストカバー |
| 医療・ヘルスケア業界 | 医療用チューブ、シール部品、医療機器のグリップ部 |
| 電気・電子機器業界 | スマートフォンケース、ケーブル被覆、コネクタ保護部品 |
| 日用品業界 | 歯ブラシのグリップ、キッチン用品の滑り止め、文具のグリップ部 |
| スポーツ・アウトドア業界 | スポーツ用品のグリップ、保護パッド、シューズ部材 |
| 包装・容器業界 | キャップシール、パッキン、密閉用ガスケット |
③PET
特徴
PET(ポリエチレンテレフタレート)は、透明性、強度、耐薬品性に優れたポリエステル系のプラスチックであり、容器用途で広く使用されている材料です。特に透明性が高く、ガラスのようなクリアな外観を持つことから、内容物の見栄えを重視する製品に適しています。
また、機械的強度や耐衝撃性にも優れており、比較的薄肉でも十分な強度を確保できるため軽量な容器を設計することができます。耐薬品性やガスバリア性にも優れていることから、飲料容器や食品包装などの分野でも広く利用されています。
さらに、PETはリサイクル性が高い材料としても知られており、環境配慮型パッケージとして採用されるケースが増えています。着色や加飾加工との相性も良く、ブランドイメージを重視するパッケージデザインにも対応しやすい材料です。
これらの特性から、化粧品業界では化粧水ボトルや美容液容器、透明容器などに広く使用されており、製品の外観確認や内容物の見え方を評価する試作においても採用されることが多い材料です。
その他の代表的な用途
| 業界 | 用途 |
|---|---|
| 飲料業界 | 清涼飲料水ボトル、ミネラルウォーターボトル、炭酸飲料ボトル |
| 食品包装業界 | 食品トレー、調味料容器、食品パッケージ、真空包装容器 |
| 化粧品業界 | 化粧水ボトル、美容液容器、透明ボトル容器 |
| 繊維業界 | ポリエステル繊維、衣料用繊維、カーペット繊維 |
| 電子・電気部品業界 | 絶縁フィルム、電子部品用フィルム、磁気テープ基材 |
| 包装業界 | ブリスターパック、透明包装材、ラミネートフィルム |
化粧品業界でのPlaQuick試作事例
主に化粧品容器では、ワンタッチで開閉できるキャップや小型ケースなど、ヒンジ構造を持つ部品が多く採用されます。 理由は、これらの部品は繰り返しの開閉に耐える必要があり、量産を見据えた材料選定や形状設計の検証が重要になるためです。
PlaQuickでは、PP(ポリプロピレン)やPE(ポリエチレン)を使用したヒンジ構造部品でもアルミ型で製作ができ、且つ短納期での対応が可能です。さらに成形品数も評価で必要な少ロットにもご活用いただいています。
化粧品容器などの試作をご検討の際は、ぜひPlaQuickまでご相談ください。
※PlaQuickでは設備の都合により対応できない樹脂もございます。成形可能な樹脂のご相談についてもお気軽にPlaQuickまでお問い合わせください。