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量産を見据えたデザイン提案

モノづくりに精通している技術者が提案する「デザイン」を売りとする株式会社デオック。技術レポート第2弾です。

「量産を見据えたデザイン提案」について、前回に引き続き、設計技術部の中村様へインタビューしました。

高品質な製品開発のために

 

ー 以前PlaQuickでご協力いただいた案件についてお聞かせください。デザイン〜量産の立ち上げまでわずか2ヶ月という期間での対応とのことでしたが、苦労された点などはございますか?

中村氏 2ヶ月といっても、1.5ヶ月は3Dプリンタでの初期試作と金型製作にかかっているので、デザイン提案〜3Dデータ製作までは、わずか10日程度の対応でした。

まず、お客様から仕様と用途を伺い、デザイン提案を行いました。
デザインの採用が決まった段階で、3Dデータ化。
3Dプリンタで具現化した形状をお客様と確認したところ、設計変更の指示がありました。
再検討したデザインを3Dデータ化して、具現化した形状を確認し、金型製作の工程に進めることとなりました。
金型メーカーとの打ち合わせを行い、3Dデータを納品して完了した案件でした。

デザイン工程で量産時の問題をクリアにすることが、私たちに求められた役割です。
3Dデータを活用したトライアンドエラーを実施し、金型製作前に発生し得る問題を顕在化させる。
技術者の知見を発揮できる良い経験となりました。

また、PlaQuickの担当者ともしっかり連携を図って対応できたので、短期間で量産を見据えた提案ができたと思います。

 

PlaQuick_デオック_中村様

 

ー 苦労を分かち合ったPlaQuick案件ですが、コラボレーションによってどのような効果が期待できますか?

中村氏 当社は、デザインから3Dデータの分野に特化した会社です。従って、その部分だけでいろいろな業界に売り込んでもニーズの開拓は難しいです。

試作サービスPlaQuickとのコラボレーションによって、私たちの目指すモノづくり上流工程からのご提案が可能となり、より高品質な製品開発のお手伝いができると考えています。

また、PlaQuick担当者を通じて成形メーカーとも連携を図っていますので、金型製作や成形時のアドバイスをさせていただくことも可能です。

デザインや設計を必要としない業界は、皆無です。どの業界でもご提案できますよ。

 

ー ありがとうございます。最後に、今後の展望をお聞かせいただけますか?

中村氏 当社はプラスチック製品がメインなのですが、最近では金属製品の金型用3Dデータの製作依頼も増えています。金属系の知見も蓄積していますので、サポートできる範囲も徐々に広げていきます。

今後、モノづくりに於いて3Dデータは必需品、これがなくては製造のグローバル展開はあり得ません。

私たちは常に新しい情報を捉え、システムの進化やお客様のニーズに応えることで更なる発展を目指します。

 

【お話】

PlaQuick_デオック_ロゴ

 

株式会社デオック 設計技術部 中村 はるか様

URL:https://www.deoc.co.jp/

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