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【注目材料で試作してみよう】ユニチカ 『テラマック』

PlaQuick_ユニチカ_テラマック_ロゴ

 

プラスチックごみ問題が世界中で深刻化している中、その解決策として大きな可能性を秘めているバイオマスプラスチック。

今回、そのバイオマス素材である『テラマック』で射出成形の試作にチャレンジしました!

 

ユニチカ株式会社 『テラマック』 https://www.unitika.co.jp/terramac/

 

 

バイオマスプラスチック『テラマック』とは

 

Q. 今回試作した材料であるバイオマスプラスチック『テラマック』って?

 最初に「バイオマス」とは、bio(生物資源)とmass(量)を組み合わせた用語です。化石資源を除く、再生可能な生物由来の有機性資源のことで、そのバイオマスを原料としたプラスチックのことを「バイオマスプラスチック」と言います。

 今回使用した『テラマック』は、原料に植物由来のポリ乳酸(PLA=Poly Lactic acid)を使用した生分解性プラスチックです。最終的に自然環境下で水と二酸化炭素に分解され、植物の光合成に再利用される、循環型のバイオマスプラスチックです。化石資源を原料とせずに、通常のプラスチックと同様に使用できることから、地球の未来を守る素材として、今、たいへん注目を集めています。

PlaQuick_バイオマスプラスチックの循環

 

Q. 実際に、どういった用途で主に利用されているの?

 『テラマック』は、繊維、不織布、プラスチックと、製品ラインナップも充実しているため、様々な用途でご利用いただけます。また、樹脂グレードについても、一般グレード、透明グレード、柔軟グレード、耐久・耐衝撃グレード、アロイグレードなど取り揃えており、幅広いニーズに対応できるよう準備がなされています。

 使い道はいろいろです。ティーバッグ、浴用タオル、ゴミ袋、土木資材、植物容器など。

 また、ポリ乳酸由来の製品として、熱湯注入や電子レンジでの加熱に耐える発泡容器・食品容器も開発されています。

 

 

バイオマスプラスチックへ期待すること

 

Q.『テラマック』を利用することによって期待される効果は?

 『テラマック』は地球環境の中で循環しますので、とても地球環境にやさしい素材です。

 プラスチックとはいえ、原料は従来のプラスチックのような石油ではありません。『テラマック』の原料は、トウモロコシなどの植物を利用しているため、従来のプラスチックと比較して、石油使用量を抑制し、CO2排出量の削減が期待できます。

 

Q. PlaQuick射出成形による『テラマック』試作品の仕上がりは?

 『テラマック』試作品は、しっかりと成形ができていた印象です。

 同形状の材料違い(PP)と比較すると硬さがあることがわかりますが、ヒンジ箇所も問題なく機能することがわかりました。

 

PlaQuick_サンプル_ユニチカ_テラマック

 

 今回『テラマック』によるPlaQuick射出成形の実績を積んだ事で、知見を得ることができました。

 地球の資源を大切に使いながら、地球の未来を守ることが、私たちに求められています。
 バイオマスプラスチックの活用を検討される際に、短納期で対応できるPlaQuickサービスを活用いただき、新しい分野への用途開発へのきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

2020.02.12

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