航空宇宙業界での試作をお考えの方へ
航空宇宙業界では、機体構造部品・エンジン周辺部品・電装系部品など、高温・高圧・耐薬品性・低アウトガス性といった複数の性能要件を同時に満たすプラスチック部品が多数使用されています。量産前の試作段階での材料特性や設計の検証が、最終製品の品質に直結する業界です。
PlaQuickでは、射出成形・切削加工の両工法に対応しており、PPSやPEEKなど航空宇宙分野で求められるスーパーエンジニアリングプラスチックを使用した部品の試作を承っています。材料選定・調達のご相談も含め、お気軽にPlaQuickまでご相談ください。
航空宇宙業界で使用されることが多い樹脂材料 2選
①PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)
特徴
PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)は、スーパーエンジニアリングプラスチックの中でも最高水準の耐熱性・機械的強度・耐薬品性を兼ね備えた高機能材料です。連続使用温度は約250℃と非常に高く、エンジン周辺や高温になりやすい機体部品への採用に適しています。
また、耐薬品性・耐放射線性・低アウトガス性に優れており、航空機内部や宇宙環境のような密閉空間でもガスの放出が極めて少ない点が特徴です。難燃性も本質的に備えているため、航空機内装部品や電装系部品など、安全性が厳しく求められる用途にも対応できます。
さらに、軽量でありながら金属に匹敵する強度と剛性を持つことから、アルミニウムや鉄などの金属代替材料としても注目されており、部品の軽量化を目的とした開発において選定されるケースが増えています。寸法安定性や耐疲労性にも優れており、繰り返し荷重がかかる構造部品にも採用されることがあります。
これらの特性から、航空宇宙業界では機体構造部品・ファスナー類・ブッシング・シール部品・電気コネクタなど、極めて過酷な使用条件が求められる部品に幅広く活用されています。
PlaQuickでは、PEEKを用いた部品の試作を切削加工にて承っています。1ケからの少量対応が可能で、高い寸法精度が求められる部品や複雑形状の部品にもご対応可能です。
その他の代表的な用途
②PPS(ポリフェニレンサルファイド)
特徴
PPS(ポリフェニレンサルファイド)は、優れた耐熱性・耐薬品性・寸法安定性を持つスーパーエンジニアリングプラスチックです。連続使用温度は約220〜240℃と高く、酸・アルカリ・有機溶剤など幅広い化学薬品に対しても高い耐性を持つため、過酷な環境下での長期使用に適しています。
PPSの大きな特徴の一つは、本質的な難燃性を持つ点です。ハロゲン系難燃剤を添加せずとも高い難燃性を発揮するため、航空機内装部品や電装系部品など、安全規格が厳しい用途に対しても有効な材料です。また、吸水性が極めて低く、湿度変化による寸法変化が少ないため、精密な寸法精度が求められる部品にも適しています。
ガラス繊維強化グレードを使用することで剛性や強度をさらに高めることができ、金属に近い機械的特性を実現できます。電気絶縁性にも優れており、電気・電子部品から機構部品まで幅広い用途に対応可能な点も特徴の一つです。
これらの特性から、航空宇宙業界では電気コネクタ・バルブ部品・ポンプ筐体・センサーハウジングなど、高温環境や薬品接触が想定される精密部品での採用実績があります。
PlaQuickでは、PPSを用いた部品の試作を試作アルミ型による射出成形にて対応可能です。量産と同じ材料での成形が最短5営業日から可能なため、設計検証や機能評価を短期間で進めることができます。
その他の代表的な用途
航空宇宙業界でのPlaQuick試作事例
PlaQuickでは、PPSなどのスーパーエンジニアリングプラスチックを使用した射出成形試作、およびPEEKを使用した切削加工試作のどちらにも対応しています。航空宇宙分野特有の耐熱性・難燃性・軽量化といった要件に合わせた材料選定のご相談も承っており、30社以上の取引材料メーカーとのネットワークを活かした調達支援も可能です。
※PlaQuickでは設備の都合により対応できない加工方法・樹脂もございます。詳細についてはお気軽にPlaQuickまでお問い合わせください。