自動車業界での試作をお考えの方へ
自動車業界では、コネクタ・センサーハウジング・ランプカバー・内装部品など、耐熱性・電気特性・耐衝撃性など多様な性能要件を持つプラスチック部品が多数使用されています。開発サイクルの短縮や設計変更への柔軟な対応が求められる中、量産前の試作段階でいち早く材料特性や形状の妥当性を検証することが重要です。
PlaQuickでは、自動車業界で使用されるエンジニアリングプラスチックを中心に幅広い樹脂材料での射出成形試作に対応しており、量産と同じ材料での成形品を最短5営業日でご提供可能です。材料選定・調達のご相談も含め、お気軽にお問い合わせください。
自動車業界で使用されることが多い樹脂材料 3選
①PBT(ポリブチレンテレフタレート)
特徴
PBT(ポリブチレンテレフタレート)は、優れた電気絶縁性・寸法安定性・耐薬品性を持つポリエステル系のエンジニアリングプラスチックです。吸水性が低く、湿度変化による寸法変化が少ないため、精密な寸法精度が求められる電気・電子部品に適した材料として広く採用されています。
耐熱性は連続使用温度で約120〜130℃と比較的高く、自動車エンジンルーム周辺のような熱環境にもある程度対応できます。また、難燃グレードのバリエーションが豊富であり、安全規格への対応が求められる用途にも適用しやすい材料です。
成形性にも優れており、薄肉・複雑形状の部品にも対応しやすい点が特徴です。ガラス繊維強化グレードを使用することで剛性・強度をさらに高めることができ、より過酷な使用環境にも対応可能となります。
これらの特性から、自動車業界ではコネクタ・センサーハウジング・スイッチ部品・モーターハウジングなど、電気特性と寸法安定性が同時に求められる部品に広く採用されています。
PlaQuickでは、PBTを用いた部品の試作を試作アルミ型による射出成形にて対応可能です。量産と同じ材料での成形が最短5営業日から可能なため、設計検証や機能評価を短期間で進めることができます。
その他の代表的な用途
②PC(ポリカーボネート)
特徴
PC(ポリカーボネート)は、高い耐衝撃性と透明性を兼ね備えたエンジニアリングプラスチックです。ガラスに匹敵する透明性を持ちながらも衝撃に強く割れにくいため、視認性と耐久性を両立させる必要がある部品に広く採用されています。
耐熱性も高く(ガラス転移温度約147℃)、寸法精度にも優れているため、精密な形状が求められる部品に適した材料です。電気絶縁性・難燃性も備えており、電装系部品への採用も多い材料です。
ABSなどの樹脂とのアロイ(PC/ABS)にすることで成形性や耐衝撃性をさらに高めることもでき、外装・内装部品など意匠性が求められる用途にも幅広く対応できます。
これらの特性から、自動車業界ではヘッドライトカバー・メーターパネル・センサーハウジング・内装トリム部品など、透明性や耐衝撃性が求められる部品に多く使用されています。
PlaQuickでは、PCを用いた部品の試作を試作アルミ型による射出成形にて対応可能です。量産と同じ材料での成形が最短5営業日から可能なため、透明性や嵌合具合の確認など外観・機能評価を迅速に進めることができます。
その他の代表的な用途
③PA(ポリアミド)
特徴
PA(ポリアミド)は、耐摩耗性・耐衝撃性・耐熱性のバランスに優れた代表的なエンジニアリングプラスチックです。特に耐油性などの耐薬品性に優れており、エンジンルームや駆動系など油脂類と接触する環境での使用に適しています。
ポリアミドにはPA6(ナイロン6)やPA66(ナイロン66)など複数のグレードがあり、必要な耐熱性・強度・成形性に応じて選択できます。ガラス繊維(GF)を添加した強化グレードを使用することで、剛性と強度をさらに高めることが可能です。これにより、金属部品の樹脂代替として軽量化・コスト削減にも活用されています。
また、難燃性グレードや電気絶縁性に優れたグレードも展開されており、電装コネクタや車載センサーなど電気・電子部品への採用も多い材料です。繰り返し荷重や摺動が発生する部品においても高い耐久性を発揮します。
これらの特性から、自動車業界ではインテークマニホールド・コネクタ・ラジエータータンク・ギア周辺部品など、強度と耐熱性が同時に求められる幅広い部品に採用されています。
PlaQuickでは、PAを用いた部品の試作を試作アルミ型による射出成形にて対応可能です。GF強化グレードを含む複数の材料グレードでの試作に対応しており、量産と同じ材料での機能評価・設計検証を短期間で進めることができます。
その他の代表的な用途
自動車業界でのPlaQuick試作事例
株式会社光岡自動車
PlaQuickは、株式会社光岡自動車の創業50周年記念モデル「ロックスター」の部品試作に採用されました。光岡自動車は富山県に本拠を置く国内自動車メーカーで、デザイン性を重視した個性豊かなファッションカーを手がけています。
今回の試作では、ヘッドライトユニットを保護するカバー部品の製作にPlaQuickが採用されました。試作車の完成まで時間的な余裕がない中で、短納期での対応と機能評価まで実施できる射出成形という点が採用の決め手となりました。
※PlaQuickでは設備の都合により対応できない加工方法・樹脂もございます。詳細についてはお気軽にPlaQuickまでお問い合わせください。